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コラム

Tanium Question

リアルタイム性と柔軟性を備えた次世代エンドポイント管理

Taniumのコア機能である「Question」は、企業のエンドポイント管理に革新をもたらす機能です。自然言語に近い形式で端末に問い合わせを行い、リアルタイムで情報収集が可能なこの技術は、従来のエンドポイント管理ツールとは一線を画します。

1. Tanium Questionの特徴

圧倒的なリアルタイム性

Taniumの最大の特長は、リアルタイムでの情報取得能力です。従来の管理ツールでは、大規模環境における情報収集に時間がかかるのが一般的でした。しかし、Taniumは独自のアーキテクチャを活用し、数万台規模の端末からでも数秒〜数分でデータを取得可能。これにより、セキュリティインシデントへの迅速な対応が実現します。

情報取得の網羅性

Taniumは「Sensor」と呼ばれるスクリプトを活用し、各OSに最適化された情報収集を行います。取得可能な情報は、以下のように多岐にわたります。

  • システム情報(CPU、メモリ、ディスク使用率)
  • ネットワーク設定(IPアドレス、接続状況)
  • セキュリティ状態(パッチ適用状況、実行中のプロセス)

さらに、カスタムセンサーを作成することで、組織の特定の要件に合わせた情報取得も可能です。

優れたスケーラビリティ

Taniumは「リニアチェーンアーキテクチャ」を採用し、ピアツーピア方式で端末間の通信を行います。これにより、中央サーバーへの負荷を分散し、数万台規模のエンドポイント管理でも安定したパフォーマンスを維持できます。

2. Tanium Questionの構造

Tanium Questionの構文は柔軟で、複雑な条件を組み合わせた検索が可能です。

例:

基本的な情報収集

Get Computer Name and Operating System from all machines

→ すべての端末のコンピュータ名とOSを取得

特定条件での検索

Get Computer Name and Operating System from all machines with Operating System contains Windows

→ Windows端末のみを対象にコンピュータ名とOSを取得。また、「Question Builder」という直感的なGUIツールが提供されており、コードを知らなくても高度な条件指定が可能です。

3. 他社製品との差別化ポイント

リアルタイムデータ収集のアプローチ

多くの競合製品は事前定義されたデータセットの収集に依存しますが、Taniumは「必要なときに即座に情報を取得する」方式を採用。これにより、新たなセキュリティ脅威や管理要件にも柔軟に対応できます。

統合型プラットフォーム

Taniumは単一のエージェントで、資産管理、パッチ管理、セキュリティ対策を統合的に提供。複数ツールを管理する手間を削減し、コスト削減と運用効率の向上を実現します。

4. Tanium Questionの活用シナリオ

ハードウェア資産管理

特定部門や拠点単位で、CPU、メモリ、ディスク容量などのハードウェア情報を収集。更新計画や予算策定のデータとして活用できます。

セキュリティパッチ管理

「特定のOSパッチが未適用の端末」を迅速に特定し、リスクのある端末への優先対応が可能。

プロセス監視と制御

不審なプロセスの検出や、リソース消費の激しいプロセスを特定し、セキュリティリスクやパフォーマンス問題を未然に防ぎます。

ファイル検索と分析

特定のファイルハッシュに一致するファイルの所在を特定し、セキュリティインシデントの影響範囲を迅速に特定可能。

アクション実行のターゲット指定

Taniumでは、Questionの結果を基に、特定の端末に対してパッチ適用やソフトウェア配信、設定変更を実施できます。

まとめ:エンドポイント管理の新たなスタンダード

Taniumの「Question」は、リアルタイム性、網羅性、スケーラビリティ、柔軟性を兼ね備えた革新的なエンドポイント管理ツールです。大規模環境における迅速な情報収集と対応を可能にし、セキュリティリスク低減と運用効率向上に大きく貢献します。

組織のセキュリティ態勢強化と効率的なIT資産管理を実現するうえで、Taniumは強力なソリューションとなり得るでしょう